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【税理士コラム】ここに気をつけて!!エステサロンの確定申告

  • sunenconsulting
  • 10月2日
  • 読了時間: 4分

今年エステサロンを開業された方から、freeeでの確定申告についてのご質問をいただきました🙌


質問:

こんにちは。今年からサロンを経営しています。


自分でfreeeに入力しているんですが、よく分からなくなってきました。やっぱり税理士さんにお願いしたほうがよかったのかも…という気もしています。


freee確定申告するときに気を付けたほうがいいことはありますか?

というか、今からでもお願いできますか?


回答:

ご質問ありがとうございます。


僕たちはfreee4つ星認定アドバイザーとして、たくさんのfreeeユーザーをサポートしています。質問者さんと同じように、自分でやっていたけど、よく分からなくなって…というクライアントも多いです。


そこで、今回はクライアントの皆さんがご自身で確定申告した場合によくある間違いをご紹介します。

特にエステ、ネイル、美容院などの美容業界にありがちな事例を集めましたので参考にしてください。


① Airレジ連携で売上がダブる

最近は、Airレジを利用しているサロンが多いですね。Airレジはfreeeにも自動連携できて、とても便利です。

Airレジとfreeeを連携すると、毎日の売上データは、Airレジからfreeeに自動的に送られます。このため、freeeには改めて売上高を入力する必要がありません。


ありがちな落とし穴は、カード払いの処理です。Airレジの売上データとカード会社からの振込をダブって売上にしている方が、とても多いです。


スマレジなど他のレジシステムでも同じことが起こりますので、気をつけましょう。


カード払いでは日々の売上代金は後からまとめて振り込まれます。このとき、売上はすでにAirレジからfreeeに自動計上されていますので、振り込まれたお金を売上にしてはいけません


売上ではなくfreeeでいう口座振替にしましょう。振替元口座がAirレジ・クレジットカード、振替先口座は銀行です。


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② クレカで払った経費がダブる

freeeで確定申告すると、クレジットカード明細を自動的に取り込んでくれるため、経費の漏れや入力ミスが起きにくいです。


ただ、ここにも落とし穴があります。クレジットカードのオンライン明細をfreeeに自動連携したにも関わらず、うっかり手元の領収書も手で入力してしまい、経費が二重計上されるパターンです。


そうならないようにfreeeの重複チェック機能を使って確認する癖をつけましょう。


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③ 店内在庫の計上を忘れる

エステサロンの場合、お客様に化粧品サプリを販売することもありますね。 freeeでは在庫棚卸メニューがありますので、販売用については、在庫を数えなきゃ!となるのですが、店内で使用する分を見落としている方が多いです。


店内用であっても、未使用のものは在庫として扱いますので、経費にすることはできません。忘れずに数えるようにしましょう。


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(業種別の例)

エステ:マッサージオイル、フェイスマスク

ネイル:ジェル、ネイルパーツ、ネイルブラシ

美容院:シャンプー、トリートメント、スタイリング剤

※継続的に一定量を購入・消費するようなケースは購入時に経費にすることができます。



④ 自分の美容代を経費に…

美容業界で働くからには、自分自身がキレイでありたいし、キレイでなければならない。そう考えること自体は自然だと思います。


最近はSNSに投稿する方も多いので尚更ですね。

ただ、美容代をすべて経費にできるかと言えば、Noと言われる可能性が高いです。


芸能人やモデルの方でも、美容代を全額経費にすることはかなりハイリスクです。

目的内容に応じて経費にする割合を検討しましょう。50%を超えて経費にする場合は特に注意しましょう。


ということで、美容業界×freeeで確定申告したときにありがちなミスをご紹介しました。


特に①売上の二重計上は、気づかないまま申告してしまうと税金も二重でかかります。

後から気付いて税金を取り戻すには、面倒な手続が必要で、手間も二重になってしまうため、必ず確認しましょう。


何言ってるかよく分からない…という方は税理士に依頼したほうが結果的に安上がりになるかもしれませんよ。まだ間に合いますのでお早めにお問い合わせください。




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