小学生のリンさんからご質問をいただきました👍
質問:
こんにちは。小学3年生のリンといいます。この前、ダンス教室でオーディションがありました。リンもがんばったけど、合格しませんでした。でも、またがんばって、来年もチャレンジしたいです。
ママは「毎日コツコツ練習しようね」と言うけど、わたしはコツコツするのが苦手です。
どうしたらいいですか?
回答:
ご質問ありがとうございます。
小学生なのにしっかりした目標を持っていてかっこいいですね。
目標を達成するにはママの言う通り、コツコツ練習することも大事だと思います。
どうしたらコツコツ練習できるか、一緒に考えてみましょう。
リンさんがコツコツがんばるのが苦手なのは、コツコツがんばったら、どうなるのかが分からないからかもしれません。
コツコツがんばったときと、がんばらなかったときでどんな違いがあるのかが分かれば、毎日コツコツ続けられるかもしれませんよ。
リンさんのママは楽天市場でお買い物はしますか?
このことを説明するために、楽天市場を作った三木谷浩史さんのお話をしてみたいと思います。
三木谷さんは、本の中で「1日1%のわずかな改善であっても、1年続ければ元の37倍以上になる」とおっしゃっています。これはどういう意味か分かりますか?
たとえば、今年のリンさんのダンスが100点だったとします。練習して1%よくなると101点になります。101点からさらに1%よくなると102点になります。これを10日間、毎日繰り返すと110点になります。まだあまり変わりません。
でも、100日繰り返すと270点になります。急に増えましたね。さらに1年間、365日繰り返すとなんと3,778点になります。
言葉だと分かりにくいですね。そんなときは、図にしてみましょう。
青の線が毎日何もせずに過ごしたリンさん、オレンジの線が毎日1%ずつがんばったリンさんです。
最初のうちはどちらもあまり変わりません。でも、だんだんと差が開いていき、1年後にはオレンジの線がとても上のほうまで伸びていますね?
たとえ1%ずつでも、毎日少しずつがんばれば、1年後にはとても大きな力がつくんです。
この図を見ると、コツコツがんばったらいいことがあるような気がしませんか?
僕はお金のお仕事をしているので、同じようなことをお金で考えています。お金も1%ずつでも、少しずつ増やしていくと、時間が経つととてもたくさんになります。
このことを複利効果といいます。
リンさんはアインシュタインという人を知っていますか?天才と呼ばれる偉大な科学者です。そんなアインシュタインも「複利は人類による最大の発明」といっています。
さっきの図は日利1%で毎日複利計算した場合の、1年後の効果を表しています。
毎日コツコツ続けることは、大人でもとても難しいことです。お仕事やダイエットなど、コツコツがんばろうと思っても、疲れたり、忙しかったりして、途中でやめてしまうことがたくさんあります。
1年後、オーディションに合格した姿を思い浮かべながら、1%のコツコツを、毎日少しずつ積み重ねていきましょう。
きっとリンさんなら大丈夫だよ。

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